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上半期九州地区創業融資実績は77億円 日本公庫福岡支店
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週刊経済2024年11月20日発行号
県内創業融資額は37億円
㈱日本政策金融公庫福岡支店(福岡市博多区博多駅前3丁目、浜晋治支店長)国民生活事業は11月6日、九州7件における2024年度上半期創業融資実績で、実績件数が前年同期比230件増の1809件、融資額が同27・3%増の77億円となったことを明らかにした。
融資件数の内訳は「創業前」が前年同期比133件増の1187件、「創業後1年以内」が同97件増の622件。「創業前」融資実績が4年連続で増加するなど、すべての年代別融資実績が前年を上回る結果となった。特に、コロナ禍で厳しい状況が続いていた「飲食店、宿泊業」が3年連続で増加しており、「すべての業種で前年度実績を上回っており、幅広い層で創業を働き方の選択肢の一つとする動きが活発化してきていると考えられる」(同支店国民生活事業)と分析している。年代別では30代が640件(前年度比7・9%増)と最も多く、次いで40代が631件(同24%増)、50代が265件(同16・7%増)、20代以下が189件(同8%増)、60代が71件(同7・6%増)の順となっている。
また、創業融資業種別内訳ではサービス業(理美容業など)が前期比48件増の486件、飲食店・宿泊業が同58件増の347件、医療・福祉が同32件増の246件、小売業が同21件増の219件、建設業が同20件増の171件、教育・学習支援業が同17件増の65件、不動産業が同7件減の65件となり、同位となった。以降は製造業、卸売業、運輸業の順となっている。
なお、福岡県内における上期創業融資実績は実績件数が前年同期比146件増の863件、融資額は同34・7%増の37億円となった。融資件数の内訳は、「創業前」が前年同期比103件増の563件、「創業後1年以内」が同43件増の300件。
県内男女年代別では40代が297件(前年度比40・1%増)と最も多く、次いで30代が295件(同10・9%増)、50代が142件(同29・1%増)、20代以下が94件(同1・1%増)、60代が29件(同9・4%減)の順となっている。