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三菱化学黒崎事業所内に新工場  埼玉県の太陽インキ製造    15年9月の開業予定


 埼玉県嵐山町の化学部材メーカー、太陽インキ製造株式会社(佐藤英志社長)は11月12日、北九州市八幡西区黒崎城石の三菱化学株式会社黒崎事業所内に新工場を建設する。
 県や福岡市、北九州市が共同で実施するグリーンアジア国際戦略総合特区の指定法人を受け、建設するもの。投資額は約35億円。黒崎事業所内の遊休地約1万8000平方mの敷地に約5300平方mの工場を建設、スマートフォンなどのIT機器や車載用電子機器などに使用されるプリント回路基板に使用される電子化学材料であるソルターレジストを生産する。2015年9月の操業予定で、約40人の雇用を計画している。
 同社は1999年8月設立。資本金4億5000万円。14年3月期の売上高は152億6000万円で、従業員数は238人。新工場は埼玉県嵐山町の本社工場に次ぐ生産拠点。北九州市産業経済局立地支援課では、「BCP(事業継続計画)の観点による災害リスクの低さ、三菱化学黒崎事業所内の遊休地活用、市場となるアジアの近接性と物流インフラの充実が進出の決め手となった」と話している。