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三瀬トンネル有料道路が全線開通  佐賀県道路公社    早良区曲渕のループ橋完成で


 佐賀県道路公社(佐賀市城内)は、8月12日、佐賀市と福岡市を結ぶ国道263号・三瀬有料トンネル道路(総延長5・27キロ)を全線開通した。総事業費73億円をかけ、福岡市早良区曲渕に建設してきたループ橋が完成したことによるもの。
 ループ橋の延長は約1・87キロ。高低差100メートル、直径200メートルで、九州では最大級。幅員は9メートル(車道幅員6・5メートル)の片側2車線で、設計構造は時速50キロ。三瀬トンネルから福岡市側の区間に急勾配、急カーブ区間が4カ所あり、大型車の走行に支障をきたしていた。全線開通に伴い、佐賀市三瀬村から福岡市早良区までの所要時間は現行21分から16分まで短縮され、佐賀県と福岡市を結ぶ主要幹線道路では最短ルートとなる。全線開通に伴い、通行料が改訂され、普通車が50円増の300円、大型車は140円増の500円に引き上げられた。1日当たりの通行量は、昨年度より800台多い約7000台を見込んでいる。