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七隈線延伸全区間の工事を発注  福岡市交通局 新たに西工区76億円、東工区43億円


 福岡市交通局は3月6日、地下鉄七隈線の延伸工事計画で新たに2区間の建設工事請負契約を、大林組など計7社と締結。延伸全区間の工事を発注した。
 昨年12月に博多駅(仮称)工区の工事契約を結び、2月に起工式を開いていたが、残る中間駅(仮称)西工区、同東工区の契約をそれぞれ締結した。西工区の事業者は大林組、熊谷組、大本組、東田中建設の4社による建設工事共同企業体(JV)で、区間は670m。契約金額は約76億円。東工区の事業者は、銭高組、日本国土開発、九建の3社のJVで、区間は469m。契約金額は約43億円。今月末をめどに最初に契約した博多駅工区が着工し、順次残りの工区も工事に入るという。また線路、駅舎などの工事契約は、区間の開削がある程度進んだ段階で検討するという。
 事業全体では延伸区間1・4km、建設費約は450億円。2020年度の開業を目指し、延伸後は2・1万人の新規利用者を見込む。市交通局は「認可から契約まで、ほぼ遅れなくスケジュール通りに進行してきている。大掛かりなインフラ工事としては住民の反対などが少なく、順調に着工へ至ることができそうだ」と話している。