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一般商業印刷好調で6期ぶりに増収 マツモト 印刷機導入で赤字拡大
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学校アルバム製作の株式会社マツモト(北九州市門司区社ノ木1丁目、松本敬三郎社長)の10年4月期決算は、売上高が前年比0・7%増の27億51百万円、経常損失は前年の74百万円から1億8千万円に赤字幅が拡大した。
主力の学校アルバム部門は少子化の影響を受けたが、一般商業印刷が好調で6期ぶりの増収となった。しかし、新型印刷機導入による減価償却費などが発生し赤字幅が拡大した。部門別では、学校アルバム部門が全国の公立小・中・高校が年間4百校を超えるペースで廃校になるなか、仕事量ベースではほぼ前年並みを確保したが、市場縮小と競争が激化したため販売価格の大幅下落を招き、売上高は3・3%減の19億92百万円。一般商業印刷部門は当初、売上高10億円を達成するペースで受注していたが、期中で受注量が減ったため、13・2%増の7億59百万円となった。
今期は既存の学校アルバム部門、一般商業部門に加えインターネット関連事業を拡大することで、売上高は前年比3・6%増の28億5千万円、経常損失は赤字幅を8千万円縮小して1億円を見込む。