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ワン・フクオカ・ビルディングに福岡拠点 米国のCIC
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週刊経済2025年3月19日発行号
国内2カ所目
米国マサチューセッツ州に本社を置くシェアオフィスなどのCIC(ケンブリッジ・イノベーションセンター、ティモシー・ロウCEO)は4月、ワン・フクオカ・ビルディング(福岡市中央区天神1丁目)の7階にワークスペースやビジネスコミュニティを提供するイノベーションキャンパス「CIC Fukuoka」を開設する。東京に続く国内2拠点目。
スタートアップから大企業、ベンチャーキャピタル、地方自治体や大学を対象に、本社新設やサテライトオフィスの設置などに対応したワークスペースを提供する。約3500㎡のフロアに、143のプライベートオフィス、40のコワーキングデスク、16の会議室とフォーンブースを設ける。料金はコワーキングデスク1席約8万円からで、会議室やキッチン、バイリンガルスタッフやインターネット、コピー機、ゲームルームなど全てのサービスが月額料金に含まれる。清水邦彦CIC Fukuokaゼネラル・マネージャーは「すでに国内外から入居に関する問い合わせがあり、着々と見学も進んでいる。ガラス張りかつハチの巣のように並んだオフィススペースのおかげで企業規模問わず交流しやすい環境になっている。福岡を中心に九州経済のハブとして企業に成長や交流の機会を与える場になることを期待する」とした。
CICの姉妹組織であるVenture Café Fukuokaは、昨年11月から「Thursday Gathering(サーズデー・ギャザリング)」を毎週木曜日にFukuoka Growth Next(同区大名2丁目)で開催しており、累計来場者数は千人を突破した。誰でも無料で自由に参加できる集まりで、スタートアップ企業や行政、教育機関などに所属する様々な人が会場を訪れ知識やネットワークを共有している。ワン・フクオカ・ビルディングの開業以降は同ビル内での開催を予定している。