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メンテ事業不調で収益ともに2けた減  岡野バルブ製造    不透明な電力政策が影響


 発電所向けバルブ製造の岡野バルブ製造株式会社(北九州市門司区中町、岡野正紀社長)の13年11月期連結決算は、売上高は前期比11・3%減の74億400万円、経常利益は同33・7%減の3億400万円で減収減益だった。
 主力のバルブ事業は、原発再稼働に向けた検査再開などで好調に推移し、前期比12・4%の増収となった。だがメンテナンス事業では、先行き不透明な電力政策の影響で苦戦。原子力発電向けの需要が一巡したことに加え、火力発電所はフル稼働状態であることから大型メンテナンスの需要が生まれず、予定していた施工案件見送りなども発生。部門の売上高は35・8%減となり、連結業績の減収につながった。一方、海外事業では海外向けに開発した新シリーズのバルブが台湾で納入されるなど、好調に推移している。また、利益面ではメンテ事業の減収が響き大幅減益となったが、期末に収益性の高い大型受注が集中したため、当初予想からは改善した利益水準となっている。当期純利益は同4・9%減の1億8900万円。
 今期の業績予想は、売上高は前期比14・8%増の85億200万円、経常利益は同27・6%減の2億200万円の増収減益を見込む。メンテナンス事業では原発関連市場の縮小で未稼働人件費が発生し、利益を圧迫すると見ている。