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メタバース内に大学キャンパスをリアル再現 福岡大学


週刊経済2025年2月5日発行号

世界的オンラインゲーム「フォートナイト」を活用

 福岡大学(福岡市城南区七隈8丁目、永田潔文学長)は、メタバース空間に福岡PayPayドーム(フィールド面積)の約45個分(約55万㎡)となる大学キャンパス全体をリアルに再現した。

 昨年の創立90周年を記念し、大学父母後援会からの寄贈により実現したもので、2034年の創立100周年も見据えた特別企画として、世界的人気オンラインゲーム「フォートナイト」のプラットフォームを活用してeスポーツ事業展開の木村情報技術㈱の協力のもと構築した。このメタバースキャンパスの特徴は工学部建築学科の教員や学生の協力のもと、大学の建物や広大なキャンパスをリアルに再現している点で、これほどの規模でキャンパス全体をメタバース内に再現するのは日本初の取り組み (木村情報技術調べ)という。誰でもアクセス可能なメタバースキャンパスは、訪問者が自由にその世界を楽しむことができ、世界的に注目が高まっている半導体について学べる大学ならではのゲームなども用意している。

 福岡大学では「在学生や卒業生、保護者、これから受験を考えている人など誰でも自由に利用できる。国内のみならず、国外からもフォートナイトを通して大学キャンパスや『スマホで学べる半導体ミュージアム』を体験して福岡大学のことを知ってほしい」としている。