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ミャンマー・ヤンゴン市と姉妹都市提携  福岡市    世界初の事例で技術職員を派遣


 福岡市は12月7日、ミャンマー国ヤンゴン市と姉妹都市を締結した。同日、ヒルトン福岡シーホークで締結式があり、高島宗一郎市長、マウン・マウン・ソー・ヤンゴン市長が出席し、党書を交わした。
 今後、友好訪問の推進や経済・文化・芸術分野の交流促進などのさまざまな面で交流促進を図る。両市は2012年に福岡市職員をJICAの専門家としてヤンゴン市に派遣、水道分野の技術協力を開始し、その後まちづくり協議など両市間で訪問団を派遣し、姉妹都市提携に向けた準備を進めてきた。締結式前日の6日には中央区荒津2丁目の水素ステーションや山王雨水調整池の視察を行い、8日はゴミ埋立場や汚水処理場の視察などが行われた。また、今回の締結に伴い、福岡市は技術職員の長期派遣を実施することも発表した。これは世界初ともいわれる自治体独自の取り組みで、ヤンゴン市側からの熱心な要請に応えるかたちで、外務省やJICAなど関係機関からのバックアップを得て実現した。上下水、廃棄物処理等の分野における技術協力などを主な業務内容とし、ヤンゴン市開発委員会に2年間派遣される。
 締結式で高島市長は「福岡市とヤンゴン市で今後の成長・発展を共有していきたい」と話した。