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マンション管理システムをリニューアル ネオス 1月中旬から
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システム開発、パッケージソフト販売の株式会社ネオス(福岡市中央区大名2丁目、野口健二社長)は、1月中旬から、マンション管理システム「MAMAシステム」をリニューアルする。
5月に改正されるマンション管理適正化法に対応したもの。対象となるのは現行の分別管理方式のうち、居住者から口座振替された管理費等を「管理会社」名義の収納口座へ収納し、管理に要した費用を控除した残金を1カ月以内に「管理組合」名義の保管口座へ移管する「収納代行方式」と、居住者から口座振替された管理費等を「管理組合」名義の収納口座へ収納し、管理に要した費用を控除した残金を1カ月以内に「管理組合」名義の保管口座へ移管する「支払一任代行方式」。「MAMAシステム」は、マンション管理における物件顧客管理や、入金・滞納情報などのデータを一元管理できるシステム。今回の改正で収納口座と保管口座の分別管理が厳格化されるため、ブラザー販売株式会社(名古屋市瑞穂区苗代町、小池利和社長)のバーコードを生成する「ラベルライター」と連携した通帳管理システムを使用。金庫から通帳を持ち出す際に金庫・通帳・銀行袋の各バーコードを読み取ることで、増え続ける管理組合の通帳を厳格かつ効率的に管理する仕組みを構築した。支払業務をマスタ化し、固定情報を自動化する「支払@KIDS」、修繕積立金や剰余金情報を自動作成し、帳票に出力できる月次移管機能、月次移管リスト出力機能を追加し、システム機能を強化する。平均価格は300万円からで、販売チャネルは直販および代理店。年間5件の販売を目標にしている。野口社長は「法改正の対応だけでなく、さらなるサービス向上につながるシステム面でのお手伝いが出来れば」と話している。
同社は1999年1月設立。資本金1000万円。従業員34人。グループ会社にマンション管理の株式会社コア(福岡市中央区大名1丁目、立山雄一社長)を持ち、業務ノウハウを吸収したシステム開発を手がけている。09年3月期売上高は2億4500万円。野口社長は福岡市西区出身。1968年9月28日生まれの41歳。熊本大学工学部卒。趣味は家族旅行。