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マンション向けエネファームを全戸採用  三菱地所レジデンス    新築分譲物件では九州初


 大手デベロッパー・三菱地所レジデンス株式会社(東京都千代田区、小野真路社長)は、福岡市中央区平尾3丁目に建設している高級マンション「ザ・パークハウス平尾レジデンス」の全戸(11戸)に、西部ガス株式会社(同市博多区千代1丁目、酒見俊夫社長)の家庭用燃料電池・エネファームを採用する。九州で供給される新築分譲マンションで、マンション向けエネファームの全戸採用は初めて。
 場所は福岡県立福岡中央高校グランドの南側、敷地面積は902平方m、地上4階建地下1階建。2LDK+2S、3LDK、4LDKの3タイプで総戸数は11戸。完成は12月下旬、引渡予定は来年2月中旬。同社は新築分譲マンションブランドとして「ザ・パークハウス」を、首都圏を中心に札幌、仙台、名古屋、関西、福岡などで展開。三菱地所グループとしては、福岡エリアでは1994年から96棟(総戸数4959 戸)を供給しており、「ザ・パークハウス」を冠する物件としては4棟目。
 エネファームは、都市ガスから取り出した水素を空気中の酸素と化学反応させて発電し、電気は家庭内で使い、その際に出る熱エネルギーも給湯や暖房に利用するコージェネレーションシステム。西部ガスは2009年6月の発売以来、その環境性、経済性が評価され、累計で3340台(8月31日現在)を販売している。これまでエネファームの設置は戸建住宅に限られていたが、今年5月から新築マンションにも設置可能なモデルも発売されたため、今回のザ・パークハウス平尾レジデンスでの採用となった。