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マザーズと福証Qボードに重複上場  ホープ    初値は3220円で公開価格の2・3倍


 自治体向け広告代理店の株式会社ホープ(福岡市中央区薬院1丁目、時津孝康社長)は6月15日、マザーズと福証Qボードに重複上場した。
 自治体との取引における信頼性向上と資金調達の効率化が狙い。1400円の公開価格に対し、初値は3220円で約2・3倍となった。終値は2520円。地方自治体のホームページや広報紙などの空きスペースを活用した広告代理店事業を展開。同社の提供する自治体広報紙配信アプリ「i広報紙」は全国250以上の自治体が導入している。
 時津社長は「福岡で生まれた企業だからこそ、マザーズだけでなく福岡証券取引所にも上場した。そして今後上場する企業が福証を目指すことで商いが伸びる。将来を見据えると大切な種まきとなる」と話している。
 同社は2005年2月創業、資本金2億4770万円。16年6月期決算は売上高15億9100万円、経常利益1億4700万円を見込む。時津社長は朝倉郡出身。1981年1月22日生まれの36歳。福岡大学卒。