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ボルボ車販売の帝欧オートを子会社化  東京のウイルプラスHD    輸入車販売事業拡大


 輸入車販売を中心に東京・神奈川・福岡で事業展開する株式会社ウイルプラスホールディングス(東京都大田区、成瀬隆章社長)は4月1日、福岡県全域でボルボ車を販売する帝欧オート株式会社(福岡市中央区高砂2丁目)とその子会社、株式会社帝欧オートサービス(北九州市八幡西区穴生2丁目)の全株式を取得し、それぞれ100%子会社化した。
 これは積極的な新規出店に加え、M&Aを駆使し輸入車販売事業の拡大を図る一環。福岡県全域でボルボ車を販売し今年創業60周年を迎える老舗ディーラーで、同ブランドのディーラーで全国有数の販売台数を誇る帝欧オート2社の買収でさらに業容拡大を図る。また、好調のV40をはじめ、魅力的な車種ラインナップを揃え、2013年度輸入車新規登録台数で全国1万7149台(対前年121%)、輸入車部門5位のボルボブランドが加わることで輸入車販売網を計8ブランドに拡張。今後も事業拡大と成長力を維持するため、今期中の輸入車業界3位を目指し、積極的に投資する方針という。
 帝欧オートは1954年5月設立。資本金3000万円。帝王オートサービスは64年6月設立。資本金3000万円。ボルボ正規販売店「ボルボ・カーズ」を福岡市内2店舗はじめ、大野城、北九州、久留米各市に1店舗ずつ配し、福岡のボルボ商圏を独占。高い販売力ときめ細やかなサービスで数多くの顧客を有し、幾度も同ブランドディーラーのエクセレンス・アワードを受賞しているという。今回のM&Aで両社の社長は成瀬隆章ウイルプラスHD社長が兼務する。両社の14年度見込み売上高は35億円。