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ペガーボールを神奈川県川崎市に寄贈  サイコスポーツ    3自治体目


 障がい者スポーツ支援事業などのサイコスポーツ株式会社(福岡市城南区神松寺2丁目、渡辺修社長)は6月、神奈川県川崎市に自社開発スポーツ用具「ペガーボール」を寄贈する。
 「ペガーボール」とは、マジックテープの素材で作られた「ペガー」と呼ばれるポンチョを的にし、これを身につけ逃げる人にボールを投げ多く接着できるかを競う。現在は九州内の特別支援学校や体育学部のある大学、東京都、北九州市の計2自治体に導入している。今回の贈呈分は川崎市市教育委員会が同市内の特別支援学校へ振り分け、講義での活用や同市主催スポーツイベントへ導入することで、競技普及や子どもたちへの障がい者理解を深める。
 また、同月中に宮崎県で活動するアマチュアサッカーチームのテゲバジャロー宮崎(宮崎県、柳田和洋社長)に導入することが決まっており、同チームと共同で宮崎県内での普及に力を入れる計画。渡辺社長は「リオパラリンピック大会開催が迫る中、障がい者スポーツの注目度も高くなる。その環境で、障がい者アスリートに憧れる子供たちの希望となれるよう頑張りたい」と話している。
 同社は2012年6月設立。2015年1月に「ペガーボール」を商品化。今年3月に(一社)日本ペガーボール協会(東京都港区赤坂3丁目)を設立している。渡辺社長は久留米市出身。1970年8月5日生まれの45歳。福岡大学大学院体育学研究科スポーツ心理専攻卒。趣味はゴルフ。