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ブルームと提携し高級ブランド品の鑑定業務  おお蔵    日本ブランド品鑑定協会を設立


 中古時計や貴金属などの卸・小売業の株式会社おお蔵(福岡市南区井尻3丁目、古賀清彦社長)は、海外化粧品の輸入代行・品質管理業務などの株式会社ブルーム(佐賀県唐津市浜玉町浜崎、山崎信二代表取締役)と高級ブランドの中古品や並行輸入品など二次流通市場における「鑑定サービス」の実施に関して業務提携し、同サービスの提供を第三者の立場で統括する一般社団法人「日本ブランド品鑑定協会(JBIAA)」を共同で設立した。
 両社は二次流通市場における高級ブランド品の価値を適正に見定めることで健全な市場の構築を図り、同サービスが二次流通品鑑定のデファクト・スタンダード(事実上の業界標準規格)となることによって高級ブランド品市場全体の信頼性を高める狙い。おお蔵が二次流通市場における高級ブランド品の商品知識と、商品に対する「五感判定」「審美眼判定」のノウハウを、ブルームがおお蔵のノウハウを補完する理化学判定技術「同定度判定システム1」を提供。共同設立したJBIAAがこれらに基づく鑑定サービスを実施していく。
 鑑定サービスの実務フローも概ね合意しており、両社でのテスト導入を経て、今春から今夏にかけての本格展開開始を計画。サービスの対象品目はステンレス素材の高級ブランド時計を皮切り(第1フェーズ)に、本格展開における第2フェーズでは貴金属素材の時計やブランドバッグなど時計以外の品目への拡大を見据えている。さらに今後は、大手物流事業者とも連携し、市場の健全な発展と全国ユーザーへのサービスレベル向上が図れることから、すでにブルームと業務提携関係にある佐川グローバルロジスティクス株式会社(東京都品川区)が事業トライアルに参画する意向を固めているという。物流機能の戦略的活用を前提に、今後は関係各社にて同サービスを投下・訴求する市場領域(ネット/リアル、BtoC/CtoC/BtoB)の拡大も検討を進めていく。
 国内における高級ブランド品の模倣品や海賊品、コピー品の流通は引き続き増加傾向にあり、近年では「スーパーコピー」と呼ばれる巧妙な模倣品などの増加などによって問題が複雑化し、高級ブランド品の市場全体の信頼性が損なわれる懸念がある。一方、新品や日本総代理店品(正規品)と並ぶ二次流通市場(中古品、並行輸入品など)での高級ブランド品の需要の高まりは顕著で、さらに消費増税に伴い個人間取引(CtoC)も活性化しつつあり、結果的に模倣品などの流通量を増加させていく可能性がある。