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バングラデシュへ年内に中古車6千台輸出へ カーコンセントコスト 大手中古車流通組合と提携
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中古輸入車販売業の株式会社カーコンセントコスト(福岡市南区大橋4丁目、矢野康二社長)は、6月中にバングラデシュの大手中古車流通組合「バルビーダ」と業務提携し、年内にタクシー車両として中古車を6千台輸出する。
同国では交通インフラの整備に伴い自動車需要が急拡大するなか、排出ガスによる環境汚染対策や自動車の走行安全性確保のため、老朽化した車両を買い替える国の施策が、国内大手の中古車流通組合バルビーダ(首都ダッガ、ハミッド・シャリフ代表)によって進められているという。同社はまず国内のオークションや中古車買い取り業者からトヨタ社を中心に中古車両を調達し、国内で改良、整備し、同組合にタクシー車両として供給予定。日本で1台あたり50万円程度の販売額を見積もっている。加えてバス車両や自家用車の輸出も検討している。現在は第三者割り当て増資のほか、香港上海銀行や国内金融機関からの融資など資金調達を進めている。
また今夏中に、バングラデシュで合弁会社を設立し、同国内の貿易業に当てられる助成金を活用し、一般ユーザーへの直接販売や整備、点検サービスを手掛けていく方針。
矢野社長は「今後、経済成長期を迎えるバングラディッシュで自動車販売業界をけん引していきたい。また他の産業においても日本との架け橋になれれば」と話している。
同社は2009年1月創業、同4月に設立。10年8月に福岡市南区横手4丁目に展示場を開設。今年3月には展示場西側にオフィスを開設した。資本金1550万円。従業員数8人。矢野社長は福岡市出身。1974年9月23日生まれの37歳。福岡大学卒。趣味はドライブ。