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ノーベル賞級研究者登用の高等研究院設立  九州大学   新海、笹月名誉教授が特別主幹


 九州大学(福岡市東区箱崎、有川節夫総長)は、10月1日、ノーベル賞級のシニア研究者を登用した研究機関「高等研究院」を設置した。
 学部間を超え、若手からシニアまでの優れた研究者で高度な研究活動を行う「学内アカデミー」の役割で設置されたもの。研究院長には香月励理学研究院教授が就いた。ノーベル賞クラスの研究実績を持つシニア人材「特別主幹教授(ポストプロフェッサー)」を登用しているのが特徴で、これには新海征治名誉教授(65)と笹月武彦名誉教授(69)が就任した。同院には、SSP(スーパースター養成プログラム)学術研究員や各部の主幹教授など23人が参加している。今後、高等研究院による学術講義やセミナーなども開催し、学内アカデミーとしての機能を強化していく。
 深海氏は福津市出身。1944年生まれ。分子認識化学・集積機能化学の第一人者で、米国の学術誌による「論文被引用度・世界トップ100」の1人に選ばれた実績を持つ。マスコミではノーベル賞候補者として取り上げられている。笹月氏は福岡市出身。1940年生まれ。免疫遺伝学領域における国内最先端の研究リーダーとして論文を発表しており、日本医師会医学賞、武田医学賞、パリ市功労賞などの受賞実績を持つ。有川総長は「定年を過ぎた後も、熱心な研究意欲と高い実績を持つシニア研究者を選んだ。若手研究者の育成にもつながれば」と話している。