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ネット受注写真で売上倍増へ 福多デジタルフォト 来期は4億5000万円目指す
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インターネット受注のデジタル写真印刷業株式会社福多デジタルフォト(福岡市博多区比恵町、佐野貞昭社長)は、今期(09年3月期)売上高2億円を見込んでいる。
これは自社開発のデジタル専用印刷ソフト「vivipix(ビビピクス)」を活用した高画質印刷が好調で、08年の累計プリント枚数は1750万枚に達した。08年12月からは月間プリント枚数が200万枚を達成しており、09年度(10年3月期)は年間3000万枚、売り上げ4億5000万円を目指す。ビビピクスはデジタルイメージから最適品質の写真を得るため、画素値によってパソコンがレーザー光の強度を自動的にコントロールできるのが特徴。顧客が満足するまで写真を焼き直す「最高画質保証システム」も設けている。今後は全国の測量で写真を活用する建設会社などの法人への営業も強化。さらに個人向けフォトコンテストを実施し、自社サイトへの誘導を図り受注につなげる。また受注枚数の増加に伴い、現在2機ある印刷機の増設も検討。佐野社長は「日本一のデジタルプリント屋になるべく、今後も画質にこだわり顧客に提案していきたい」と話している。
同社は2007年5月設立。資本金300万円。09年3月期売上高2億円(見込み)。従業員10人。佐野社長は福岡市中央区出身。1937年3月26日生まれの71歳。西南学院大学商学部卒。佐野社長は地場写真印刷業に40年以上勤務し、三菱製紙の関連会社社長を経て07年5月に独立した。趣味は写真、俳句、水彩画、音楽鑑賞。

