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デジタル技術活用で企業の手軽なテナント出店を支援 西日本鉄道と日立製作所
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週刊経済2023年12月12日発行号
顧客の快適な購買体験も実現
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)と㈱日立製作所は、デジタル技術を活用することで企業の手軽なテナント出店をサポートし、顧客の快適な購買体験を実現するデジタルポップアップストアサービスのプレ運用を雑貨館インキューブ天神店で12月1日から来年1月14日までの45日間、ソラリアプラザで来年1月17日から3月末までの75日間実施する。
西鉄では顧客にさまざまなテナントの買い物を楽しんでもらえるよう、福岡未出店の企業やECのみを運営する企業など幅広く誘致するため、テナントの負担軽減につながる新たな出店形態を検討しており、2022年からDXを活用した複数の実証実験を日立と実施してきた。今回、これらの実証結果を踏まえ、さらなるスタッフの省力化とデジタル技術を活用した顧客満足度の高い接客サービスの実現を目指す。
具体的には生成AIを活用し、質問に回答するだけで顧客に合うお薦めの商品を案内してくれるAIアバターや、人感センサーと連動し、手に取った商品の詳細をサイネージに自動で紹介可能なスマート商品棚など、複数の先進技術を活用したデジタルポップアップストアサービスを提供する。これにより、初期投資や距離的な問題、スタッフの確保が難しいことなどを理由に、テナント出店を諦めていた企業は、常駐スタッフなしでさまざまな場所へ手軽に出店することが可能となる。 併せて、顧客に向けては多言語での商品紹介やAIアバターの接客による商品選びのサポートなど、快適で新しい購買体験を提供することが可能になるという。