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タイ・バンコクに和食レストラン  梅の花    現地法人との合弁事業で


 創作和食店を展開する株式会社梅の花(久留米市天神町、梅野重俊社長)は8月1日、タイで飲食店を展開するS&P Syndicate Public Company Limited社(以下S&P社、プラヴェヴ・ライバ代表)との合弁事業でタイのバンコクに和食レストランをオープンする。
 S&P社は国内で300店、海外で20店飲食店を展開しており、その運営ノウハウを活用する。運営するのは6月7日に設立した合弁会社UMENOHANA S&P CO.,LTD.で代表はS&P社のティラコン・ライバ氏が務める。店舗名は「和 梅の花」で場所は日本村モール2内。店舗面積は約264平方mで、客席数は15卓の68席。メーンターゲットは現地に在住する日本人の40~50代の女性。高級和食店として日本で展開している豆腐と湯葉の「梅の花」、海鮮の「かにしげ」、中華の「CHINA梅の花」の日本と同じ「梅の花御前」などのメニューを提供し、VIPルームも設ける。客単価は昼2000円、夜6000円を見込む。初年度は1億円の売り上げを目指す。今後は多店舗展開も検討している。梅野社長は「梅の花のレベルをそのままに、世界から評価されている日本流サービスを提供していきたい」と話している。

 バンコク近郊に豆腐、豆乳工場

 また、梅の花の現地法人UMENOHANA THAILAND CO.,LTD.は、7000万円かけ豆腐と豆乳の製造工場を建設している。完成予定は8月初旬。場所はバンコク近郊のノンタブリで建物面積は約370平方m。現地スタッフ2~3人を採用し、1日当たり最大豆腐480丁、豆乳1050リットル生産できる。工場で生産した製品や原料、日本から輸入した製品を保管するための倉庫も併設する。
 同社は1990年1月設立、資本金は38億485万2000円、従業員数は639人、売上高は296億円(2013年9月期見込)。梅の花をはじめとする飲食店や総菜店を全国256店舗展開している。