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ジョブカードの訓練実施計画認定 田主丸中央病院 福岡県下第1号目
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(医)聖峰会・田主丸中央病院(久留米市田主丸町益生田、鬼塚俊一理事長)は、昨年12月26日、ジョブ・カード制度を活用した「有期実習型訓練」の実地計画認定を受けた。福岡県下で第1号目の認定。
医療、介護職員の就労支援とスキルアップを狙ったもの。「ジョブ・カード制度」は、正社員経験が少ない求職者に、企業での実習と教育訓練機関などの座学を組み合わせた職業訓練を提供するもの。求職者は職業能力を修得し、企業は求職者の適性を判断した上での雇用できる点がメリットで、厚生労働省が日本商工会議所へ事業委託し、全国の商工会議所で進めている。同法人は、久留米商工会議所内の福岡県地域ジョブ・カードサポートセンターを通じて、同制度に申請した。その取り組みとして、4月1日から9月30日までの半年間、介護老人保険施設「サンライフ聖峰」で、OFF‐JT(座学)とOJT(実習)を実施。対象者はフリーターや子育て終了後の女性など、正社員としての経験が少ない求職者で、今回は5人を募集する。鬼塚理事長は「実習を通じて求職者の適性を判断し、即戦力となる人材を育てることができるのがメリット。初めての取り組みだが、これを機にスタッフの志気と能力を高めるきっかけにもなれば」と話している。
同法人は1962年4月設立。田主丸中央病院や介護老人保健施設「サンライフ聖峰」のほか、マリン病院などを運営している。鬼塚理事長は久留米市田主丸町出身、1939年9月1日生まれの69歳、久留米大学卒、趣味はゴルフ。