NEWS
- 地域
コールセンターの新設、増床が相次ぐ 東京都のCBRE調べ 福岡市のオフィス平均空室率
Tag:
20156年第1四半期(1~3月)の福岡市のビル(延べ床面積が3300平方m以上で新耐震基準に準拠したビル)のオフィス平均空室率は、2001年の観測開始以来最低水準だった前期(2015年第4四半期)から0・1ポイント低下し2・4%となり、最低値を更新した。
事業用総合不動産サービス・CBRE株式会社(東京都港区)の調べによるもの。今期はコールセンターの新設や増床が相次いで見られたが、センターの入居要件を満たすような設備水準が整ったビルの空室はすでに希少となっており、わずかに残った空室が軒並み消化された。同社では「人材確保やコスト面で、福岡がコールセンター立地として高い競争力を有しているのは間違いない」と分析している。
このほか、一般企業の需要も旺盛だが、供給が極めて限定的のため動きが取れない状況であり、企業によっては会議室を執務スペースとし、会議スペースを貸会議室でまかなうケースもあるという。
一方、想定成約賃料については2・1%増の1万1250円/坪で、ビルの属性を問わずほぼ全面的に上昇。首都圏を除く地方都市では最も高い上昇率となった。「今後、さらに賃料上昇は加速する見込み」(同社)としている。