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コスト圧縮や助成金で黒字転換 ワイエスフード


週刊経済2022年5月31日発行

売上高は12億8700万円

ラーメン店経営などのワイエスフード㈱(田川郡香春町鏡山、緒方正憲社長)の2022年3月期決算は、売上高が前期比1・2%減の12億8700万円で減収、経常利益は300万円(前期は7300万円の損失)で黒字転換した。
本社および店舗におけるコスト圧縮の推進や、福岡県感染症拡大防止協力金などの助成金もあり黒字化。セグメント別では、外食事業において営業時間短縮や休業による客数激減、国内店舗の減少などの影響で、売上高は0・3%減の11億1100万円、営業利益は32・5倍の6500万円となった。店舗数は新規出店が3店、閉店が7店、FCから直営への転換店舗が1店、直営からFCへの転換店舗が1店で、前期比4店減の138店となっている。不動産賃貸事業では、売上高が10・6%増の3700万円、営業利益は2・5倍の500万円。外販事業は売上高が7・3%減の4600万円、営業損失は500万円(前期は300万円の損失)。20年6月から指定管理者として運営する「ほうじょう温泉ふじ湯の里」の温泉事業は、売上高が19・4%増の7400万円で営業損失は前期と同じ1400万円。空間除菌器販売代理店などの衛生事業は、売上高が52・2%減の1600万円、営業損失1900万円(前期は1400万円の損失)。その他事業では売上高が86・1%減の1600万円。
今期は売上高が9・9%増の14億1500万円、経常利益は4倍の1200万円を見込む。