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クズの花エキスに抗肥満作用の新たな知見  東洋新薬    日本肥満学会で発表


 健康食品受託メーカーの株式会社東洋新薬(福岡市博多区博多駅前2丁目、服部利光社長)はこのほど、独自素材の「葛(クズ)の花エキスTM」の抗肥満作用に関する新たな知見を確認。10月24、25日に開催された日本肥満学会で発表した。
 クズは、乾燥させた根が漢方薬の原料として葛根湯などに使用されているマメ科のつる性植物で、「葛の花エキスTM」はクズの花部から抽出した機能性食品素材。これまで同素材の抗肥満作用について研究を重ねてきた同社では、継続的摂取により、腹部内臓脂肪や皮下脂肪を低減させる抗肥満作用や、非アルコール性脂肪肝(以下NAFL)の発症抑制作用があることを動物試験で確認していたが、今回は一般社団法人オリエンタル上野健診センターの森充子氏と共同で、臨床試験によるNAFLの改善作用を確認した。
 今回の実験では、アルコール摂取量が20g/日以下、かつエコー検査にて脂肪肝が確認された軽度肥満男性21人を対象に、「葛の花エキスTM」を300ミリグラム含有する錠剤(葛の花エキス群)と、「葛の花エキスTM」を含まない錠剤(コントロール群)を8週間摂取させ、肝臓障害の程度の指標であるALT、および脂肪肝の診断の際に用いる値肝脾CT値比の評価を行った。
 その結果、葛の花エキス群では、摂取前およびコントロール群と比較して、ALTが有意に低値を示し、特に摂取8週後の検査においては、NAFLの可能性が高いとされる30U/Lを下回っていることも確認。また、摂取前の肝脾CT値比が1・0以下の被験者(1・0以下で肝脂肪と判断される)の層別解析をしたところ、摂取前と比較して肝脾CT値比の上昇傾向が認められたため、葛の花エキスTMがNAFLの改善作用を示すことが示唆された。同社では今後も「葛の花エキスTM」の機能性をさらに解明し、独自性の高い商品を開発していくことで、より一層の拡販に注力する。