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ギラヴァンツ北九州のクラブハウス建設へ 大英産業グループ
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週刊経済2025年4月23日発行号
27年5月の完成目指す
マンション、戸建てなどを分譲する大英産業㈱(北九州市八幡西区下上津役4丁目、一ノ瀬謙二社長)とその子会社㈱DAIEIアーキテクツ(同所、宇留嶋栄治社長)は、2027年5月の完成を目指し、サッカーJ3のギラヴァンツ北九州の新クラブハウスを建設する。
クラブは現在、新門司マリーナをクラブハウスとして使用しているが、地域のシンボルとして、さらなる賑わい作りやスポーツ振興に寄与するため、その中核施設となる新クラブハウスの建設を計画。誰もがスポーツに楽しめる環境づくりや育成年代への食育推進など、クラブの目指す施設像や今後の理念・ビジョンに共感した大英産業グループが、クラブを運営する㈱ギラヴァンツ北九州(同市小倉北区、石田真一社長)とクラブハウス建設に向けた協定を締結。今後は3社で協議しながら、設計が完了する5月に施設概要を発表し、12月の着工を目指す。
新クラブハウスは木造建築で、コンセプトとして①J1昇格に向けた活動拠点となるよう、選手・スタッフの意見を取り入れること②サポーターをはじめ市民と触れ合いの場を提供すること③建設に際し地産地消をコンセプトに北九州の活性化に貢献すること、の3点を盛り込んでいる。
一ノ瀬大英産業社長は「『元気な街、心豊かな暮らし』を経営理念に掲げる当社にとって、スポーツを通して地域に根差し地域の活性化や賑わいづくりを目指すという、同じ志を持ったギラヴァンツ北九州のクラブハウス建設に関わることができて嬉しい。北九州産材の地域循環型木材を使った木のぬくもりのある空間を作り、選手の方々が快適で集中できる環境整備に尽力したい」。石田ギラヴァンツ北九州社長は「長年の悲願だったクラブハウス建設へ一歩を踏み出すことになった。地域に根差した豊富な経験と卓越した技術を持つ大英産業、DAIEIアーキテクツは、理想とするクラブハウスの実現に向け力強いパートナーとなってくれると確信している。今後も地域の皆様とともに歩み、愛されるクラブを目指して全力で取り組んでいきたい」、とそれぞれ話している。