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インドネシアに新業態2店 ワイエスフード


週刊経済2024年4月17日発行号

イスラム圏市場を開拓

ラーメン店経営などのワイエスフード㈱(田川郡香春町鏡山、小川光久社長)は3月、インドネシアにラーメン店の新業態2店をオープンした。
ライセンス契約を締結しているインドネシア現地企業のTOPTEN GROUP(トップテングループ)のグループ会社 「LEGACY GROUP(レガシーグループ)、EDWIN WIRJADI(エドウィン ウィルジャディ)代表」が、「九州筑豊ラーメン山小屋」ブランドの新業態となる鶏白湯専門店をオープンしたもの。インドネシアは、人口約2・7億人のうち、イスラム教徒が約78%を占めているため、「豚骨ではなく鶏白湯でラーメンを提供したい」という現地オーナーの思いに賛同し、イスラム圏市場をターゲットとして取り込むことを前提に、豚肉およびラードを使用しない鶏白湯ラーメンを開発した。店名はそれぞれ「九州筑豊ラーメン山小屋 Pakuwon Mall Jogja(パクウォンモール ジョグジャカルタ)店」(3月18日オープン)で、店舗面積は171㎡、席数72席。「九州筑豊ラーメン山小屋 Mall Ambarukmo Jogja(モールアンバルクジョグジャカルタ)店」(3月26日オープン)は、店舗面積192㎡、席数78席で2店とも営業時間は午前10時~午後10時。今回の出店を機に、同国内の既存店オーナーであるTOPTENが、飲食事業に特化した新たなグループ会社「LEGACY GROUP(レガシーグループ)」を創設しており、同ブランドの店舗展開を加速し、将来的には同オーナーによるFC展開も視野に入れて、イスラム圏市場のさらなる開拓を目指す。