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インドに耐火物製造工場 黒崎播磨


週刊経済2025年1月15日発行号

26年7月完成予定、総投資額約24億円

耐火物製造大手の黒崎播磨㈱(北九州市八幡西区東浜町、江川和宏社長)は2026年7月完成を目指し、インドのグジャラート州に耐火物製造工場の建設を計画している。インド国内7拠点目。

連結子会社でインドの現地法人「TRL KROSAKI REFRACTORIES LIMITED」が耐火物製造ではインド国内シェア20%強で、さらなる生産能力強化を進める一環。インドや中国などの大手セメント、鉄鋼会社が生産拠点を持つ工業地帯である同州への新工場建設で、耐火物需要に対応する。場所はインド西部のグジャラート州ジュナカタリヤで、敷地面積は23万㎡。総投資額は約24億円。新工場では、高温な窯炉などで使用されるハイアルミナれんがや、粉末の耐火物などの不定形耐火物を製造する。工場の概要は非公開。同社では「大型貿易港も近いため、インド国内のみならず世界への販売先拡大を進めたい。今後、需要の拡大に応じて工場の増設も検討する」と話している。