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イチゴの酒粕石鹸を開発 ORARE


週刊経済2024年12月4日発行号

初のOEM商品

化粧品製造の㈱ORARE(福岡市中央区草香江1丁目、権藤菜津姫社長)はイチゴの酒粕を使用した石鹸を開発した。ナチュラル商品ブランド「NANA CHALEK PRODUCTS(ナナ チャーリック プロダクツ)」(福岡市、荻谷由加里代表)の受託製造で、OEM事業では初の商品化。
醸造所LIBROM(同区高砂1丁目)のクラフト酒「ストロベリー」の製造過程で出た廃棄予定の酒粕を使用した。その他、こめ油、マカダミアオイル、シアバターなど保湿やエイジング効果のあるオイルを複数使っており、試作など半年以上かけて商品化。酒粕に含まれるイチゴの種を残すなど、見た目にもこだわった。同ブランドで11月3日から販売開始。1個3300円。
権藤社長は「やってみたいことはあるが、なかなか踏み出せない頑張る女性を応援したい。依頼者にはコンサルティングや化粧品製造についてなど基本的なことも共有しながら開発している。今後もマーケティングの経験などを活かし、自社商品の製造に加え、OEM事業も少しずつ進めていきたい」とした。