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アバター活用の介護相談サービスの実証実験 さわやか倶楽部
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週刊経済2024年8月28日発行号
東京のアバターサービス開発会社と連携し
㈱ウチヤマホールディングス(北九州市小倉北区熊本2丁目、山本武博社長)子会社で、介護事業の㈱さわやか倶楽部(同所、山本社長)は8月1日、アバターや生成AI技術を活用した相談窓口サービスの実証実験を開始した。
高齢化の進行で働きながら介護する「ビジネスケアラー」の増加が予想される中、介護、障がい、保育の悩みを相談、解決するプラットフォーム構築を図るもの。アバターや生成AIを活用したサービスを展開するAVITA㈱(アビータ/東京都品川区西五反田1丁目、石黒浩社長)と連携して、同社が開発したアバター接客サービス「AVACOM(アバコム)」をウチヤマホールディングスグループの取引先企業6社の従業員に対して提供。さわやか倶楽部の介護支援専門員、看護職員、機能訓練指導員、介護士などの専門スタッフがアバターを通じて、取引先従業員の介護や育児などの相談に対応する。効果検証を進めたのち、アバター相談窓口サービスの事業化を図ることで、今後、経済産業省が公表している「仕事と介護の両立支援に関する経営者向けガイドライン」に基づき各企業における従業員への福利厚生サービスとして活用してもらえる内容へのアップデートなどに取り組む。同社では「生身の人間には相談しづらいこともアバターを通じて気軽に相談できる環境の構築を目指したい」と話している。