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アジアバイオビジネス会議に国内外から200人  福岡県バイオ産業拠点推進会議    久留米市で開催


 バイオ関連企業や研究機関支援・推進の福岡県バイオ産業拠点推進会議(杉岡洋一会長、事務局 久留米市の株式会社久留米リサーチ・パークバイオ事業部内)は、10月14日、久留米萃香園ホテル(久留米市櫛原)で第3回アジアバイオビジネスパートナーリング2008を開催した。
 これは、日本、韓国、中国、タイなどのアジア主要バイオ関係者のネットワーク構築とバイオベンチャーなど企業間のビジネスパートナーリング推進、アジア地域におけるバイオ関連企業の研究開発および市場開拓支援を目的としたもの。07年5月に韓国、同年11月にタイで開催しており、今回で3回目。国内初の開催となった。
 当日は、麻生渡福岡県知事、江藤守國久留米市長、杉岡洋一福岡県バイオ産業拠点推進会議会長(九州大学前総長)など地場政財界はじめ、アジア各国のバイオ事業関係者約200人が出席した。会議を前に麻生福岡県知事が「総合的支援を実施して、世界的なバイオ産業を造り上げていくことが九州全体の発展につながる。そのため、窓口を広げ世界的な製品開発動向や情報収集で他の技術との融合が不可欠だ。会議を通して、世界の最先端を目指して大きな成果を上げていきたい」とあいさつ。続いて、江藤久留米市長が「福岡県南部の中核都市である久留米の地で、各国企業との商談がお互いの成功に繋がることを期待したい。」と述べた。会議では、高 仁泳・韓国春川バイオ産業振興院院長がアジアバイオビジネスの今後の展望を講演。その後、鄒 大挺・中国瀋陽市人民政府副市長、二村聡株式会社二ムラ・ジェネリック・ソリューションズ社長、Hong Won Suh・韓国翰林大学自然医学研究所教授、山田亮・久留米大学先端癌治療研究センター教授、Jae‐Gook Shin・韓国国際治験センター教授の5人が各国のバイオ産業の現状、開発への取り組みなど研究発表した。会議後、日本13社、中国10社、韓国5社、マレーシア1社が参加して、各企業の事業紹介するなど商談会が実施された。国内の参加企業は次の通り。
 ▼株式会社アグリス、クロレラ工業株式会社、コックス株式会社、株式会社大運、株式会社グリーンペプタイド、有限会社石橋屋、株式会社建濃、ビジョンバイオ株式会社、有限会社エコプラン、グリーンファーム株式会社、株式会社ネクファー、ソフトケア有限会社、ベセル株式会社