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ゆめタウン久留米を増築・リニューアル開店  広島市のイズミ    専門店は36店舗増の194店舗


 株式会社イズミ(広島市東区二葉の里、山西泰明社長)は11月25日、久留米市新合川1丁目の「ゆめタウン久留米」(日焼雅美支配人)をリニューアルオープンした。
 30億円をかけ、今年1月から本館の増築工事をはじめとする改装に着手。既存の店舗と連続する2階建て店舗棟の新設で、延べ床面積は増築前から約1万平方m増の約15万3000平方m、店舗面積は約2700平方m増の約5万平方mに拡大した。テナントは九州初6店舗を含む50店舗を導入、既存テナント38店舗を移転・改装し、専門店は194店舗となった。
 リニューアルでは、フードコート「KURUME DINING」をスケールアップ。福岡初進出の豚丼専門店「伝説のすた丼屋」や「ステーキハンバーグけん」など新店舗を導入し、店舗数は13店舗に拡大した。座席数も改装前の550席から1・6倍の880席に拡大。衣料品売り場は、同社店舗で最大の約7933平方mに拡大し、レディスファッションの拡充のほか「紳士ビジネスゾーン」と「キッズゾーン」の品揃えを再構築した。キッズゾーンには地元・久留米の靴メーカー「ムーンスター」のコーナーを設け、キッズの人気シューズ「スーパースター」を常時フルラインで展開するなど西日本最大規模の品揃えとした。また、今回の改装では導線を周回しやすくする「サーキットモール方式」を導入。店内のソファを従来の210席から450席に倍増し、回遊性・快適性を高めた。
 ゆめタウン久留米は2003年9月開業。増築後の従業員数は約2300人。

 筑後市に建設中の「ゆめモール筑後」をオープン

 また、同社は11月27日、筑後市前津土地区画整理事業区域内に建設していた近隣型ショッピングセンター「ゆめモール筑後」をオープンした。
 同社が経営する食品スーパーを核に6つの専門店で構成した近隣型ショッピングセンター。県内では柳川市の「ゆめモール柳川」に次ぐ2店舗目。国道442号バイパス沿い、JAふくおか八女直売所「よらん野」、ホームセンター「コメリ」、家電量販店「ケーズデンキ」正面。建物の敷地面積は約2万4500平方m。延べ床面積は約7400平方m、店舗面積は約5600平方m。株式会社イズミが運営する4棟、ダイワロイヤル株式会社が運営する3棟の計7棟で構成される。建物構造はいずれも鉄骨造り平屋建て。駐車場は330台収容。投資額は約16億円。
 商圏は人口約9万人、約3万3000世帯の5キロ圏内。従業員数は約330人で、うち約280人が地元採用。食品スーパー「ゆめマート筑後」を核に、カフェ「コメダ珈琲店」、回転寿司「スシロー」、和食「庄屋」、ドラッグストア「サンドラッグ」、100円均一「キャンドゥ」、メガネ店「メガネのヨネザワ」、書籍「福岡金文堂」、リサイクルショップ「ハードオフ」などが出店する。
 同社は11月23日、完成を祝う式典と記者発表会を開催。会見した山西泰明社長は「筑後市は10年間で人口が2割増加し、ポテンシャルが高い」とした上で、「地域密着度の高い店舗として地元の皆さんに利用していただきたい」と話した。完成を祝う式典には、同市の中村征一市長や区画整理組合の地権者、テナント関係者ら約50人が出席した。