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うきは市に自社最大規模の木材チップ工場 中山リサイクル産業


週刊経済2022年1月12日発行

投資額は約12億円

産業廃棄物処理、木質チップ製造などの中山リサイクル産業㈱(糟屋郡須恵町植木、中山智社長)は、約12億円をかけうきは市吉井町にバイオマス発電所向け木材チップ製造工場を建設する。同社では10カ所目で今秋稼働予定。
県内4カ所、大分県内3カ所、佐賀県内1カ所、熊本県内1カ所に次いで最大規模となる工場を建設することで、さらに安定的な生産体制を構築する。場所は、久留米・うきは工場団地内。敷地面積は1万4200㎡で、延べ床面積は3727㎡。産業廃棄物・一般廃棄物・有価物扱いのさまざまな木材を取り扱うことができ、豪雨災害などから発生する災害廃棄物にも対応可能。最大処理能力は、一日あたり破砕施設が235トン、破砕(切削)施設が約500トン。一日約100トンの木材チップを生産する見通し。また、初の試みとしてすべての作業を密閉型建屋内で完結させることで周辺環境に配慮するほか、建屋の屋根に大型の太陽光パネルを設置し自家利用することでエコにも配慮する。10人程度地元で新規採用を予定している。
同社は1989年9月設立。資本金は2千万円。売上高は26億3千万円(2020年7月期)。従業員は70人(21年4月時点)。