NEWS

あしなが育英会と遺言信託業務で提携 西日本シティ銀行


週刊経済2025年1月15日発行号

九州の地銀初の協定締結

㈱西日本シティ銀行(福岡市博多区博多駅前1丁目、村上英之頭取)は12月26日、国内遺児の教育支援事業や心のケア事業などを展開する一般財団法人あしなが育英会(玉井義臣会長)と「遺言信託業務の提携に関する協定」を九州の地方銀行で初めて締結した。

同行の遺言書作成相談件数は増加傾向にあり、その中には未来を担う子どもたちに役立ててほしいと自らの預金や不動産などの財産を公共団体に寄付することを検討する高齢の顧客が一定数いるという。一方、同行では従来からフードドライブ活動や金融リテラシー教育、寄付機能を有する法人向け定期預金などを通じて、子どもたちへの支援に積極的に取り組んでいる。今回高齢者の遺贈寄付ニーズに応えるため、あしなが育英会と協定を締結することで、「〝高齢者の想い〟と〝支援を必要とする子どもたち〟をつなぐ架け橋」となり、寄付を検討する顧客が自身の財産を子どもたちに役立てる準備を生前のうちにサポートする。また、子ども支援の環をさらに広げ、持続可能な社会の実現に貢献していく。