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「資金繰り」など4項目でマイナス幅拡大 福岡県信用保証協会 7月‐9月期の金融動向調査
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福岡県信用保証協会(福岡市博多区博多駅南2丁目、江口信介会長)は、11月18日、08年7月から9月期の中小企業金融動向調査を発表した。協会の保証を利用する中小企業を対象に「生産・売り上げ」、「採算」、「資金繰り」、「資金の借り入れ難易感」の4項目について、「減少」、「悪化」、「困難」の3段階で分け、業況判断を調査するもの。
今回の調査は、4項目すべてで、前回の調査時を下回った。「生産・売り上げ」では、卸業を除くすべての業種でマイナス幅が拡大。前回に比べ、マイナス14ポイントまで拡大した。「採算」も卸業を除き、前回を10・4ポイント下回る41・7まで悪化した。「資金繰り」は、前回よりも7・8ポイント下回るマイナス43・7まで悪化した。「資金の借り入れ難易感」は、すべての業種でマイナス幅が拡大。前回を11・9ポイント下回るマイナス33・2ポイントだった。
また、08年7月から9月期までの保証承諾状況は、前年同期比5・6%減の10,109件、金額ベースでは2%減の1154億円で、件数・金額ともに前回調査時を下回った。保証形態別では、制度保証が67・8%、依存保証は32・2%だった。業種別では製造業が1369件の171億円、非製造業は8740件の983億円だった。