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「博多通りもん」好調で生産ライン増設など設備投資  明月堂    新博多駅開業見据え2億円投資


 菓子製造業の株式会社明月堂(福岡市博多区東那珂2丁目、秋丸卓也社長)は2億円かけて同所にある本社工場の生産ラインを増設するなど設備投資を行った。増設ラインは6月上旬の稼働を目指す。
 主力商品「博多通りもん」が好調なことと、来春の博多駅完成を見据え同商品の生産ラインを増設し7ライン体制とした。増設で同商品の生産能力は約25%向上する。今回の設備投資ではライン増設に伴う換気設備などの周辺整備や老朽化した製造機械の交換も実施。現在、生産ラインは2交代制でフル稼働しており1日30万個の「博多通りもん」を生産している。秋丸社長は「ゴールデンウイークは現在の生産ラインで何とか持ちこたえたがフル稼働で限界。来春は博多駅も完成するのでライン増設で順調に売り上げを伸ばしたい」と話している。
 同社は1929年創業、1952年設立。資本金3千万円。09年5月期の売上高は約43億円。従業員数は約280人。直営店23店舗のほか、百貨店や空港など県内限定で店舗展開している。08年3月に第4工場を稼働し、生産ラインをこれまでの4ラインから6ラインに増設していた。