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「ランチェスター経営戦略」の英訳本出版  ランチェスター経営の竹田社長    欧米用にリメイク


 福岡市中央区白金1丁目の経営コンサルタント・ランチェスター経営株式会社の竹田陽一社長は、7月21日に「ランチェスター経営戦略」の英訳本を出版した。
 同社長はこれまで「ランチェスター弱者必勝の戦略」などランチェスターの法則を応用した経営戦略本を多数出版しているが、英訳本の出版は初めて。今回の出版に当たり、著作中に含まれる事例などを欧米向けにリメイクした上で翻訳した。タイトルは「管理のためのランチェスター戦略」(THE LANCHESTER STRATEGY FOR MANAGEMENT)で、サイズは縦約21・8cm×横約15・0cm。ハードカバーの単行本で、224ページ建て。発行部数は1500部で、価格は2500円(税別)。翻訳はポール・アンドリュー。発行所はフォレスト出版株式会社。大手ネット通販のアマゾン(Amazon)などを通じて販売する。
 「ランチェスターの法則」は、第一次大戦時の1914年に英国エンジニアのフレデリック・W・ランチェスターが発表した戦闘理論で、第2次世界大戦ではアメリカ軍がこの法則を応用した戦略を用いて日独に勝利した。その後日本では経営戦略として研究が進められてきたが、欧米では戦闘法則として研究、応用されて経営に結び付けた例はないという。竹田社長は「97年に2回目の墓参りで渡英した際に原書や貴重な資料集めでお世話になった現地の関係者から、なぜこの法則が経営に応用できるのかを聞かれたが、当時は英語が話せずに説明ができなかった。その時から英訳本を出版しよう決心し、英訳本の出版は30年来の念願だった」と話している。