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「データセンター福岡空港」を運用開始 　キューデンインフォコム　　　 同社２拠点目

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　九州電力グループでデータセンター事業、ＩＴコンサルティング事業を展開する株式会社キューデンインフォコム（福岡市中央区渡辺通２丁目、田嶋正彦社長）は、９月１日から同社２拠点目となるデータセンターを運用開始した。
　データセンターの名称は、「データセンター福岡空港」で福岡空港から徒歩１５分の場所に開設。「東京・名古屋・大阪から短時間でアクセス可能で、最寄りの福岡市営地下鉄を利用することで博多駅や天神へのアクセスも大変便利な立地」（同社）という。データセンターの面積は約３７００平方m、サーバラック数は約６００。建物は、サーバや冗長化（システムの障害時にも機能を維持できるよう予備装置を配置しておくこと）された電源設備、空調設備などを含め、全体を免震構造としており、非常に優れた耐災害性を有するという。また、異なる変電所からの２系統受電、７２時間無給油連続運転が可能な非常用発電機によるバックアップ、高度な生体認証を組み合わせた厳重なセキュリティなど、日本データセンター協会（ＪＤＣＣ）が制定したデータセンターファシリティ基準の最高レベル「ＪＤＣＣティア４」に適合している。
　新データセンターの開設に関して同社では「東日本大震災以降、自治体や企業におけるＢＣＰ（事業継続）やＤＲ（ディザスタリカバリ）への関心が高まり、情報システムの安定稼働やデータの早期復旧などデータセンターサービスへの需要はますます増加している。特に首都圏からは、災害リスクの低さや交通アクセスの良さなど、全国屈指の地域特性を誇る福岡に対するニーズが高まっている。こうしたニーズを踏まえ、九州随一の高信頼ファシリティを備えた『安心』・『安全』なデータセンターのサービスを提供する」と話している。