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「ディフェンスバード株式会社」に社名変更  下関市のロック    オリジナルブランド展開で


 福岡・九州を主販路とする合鍵材料・複製機や各種錠前の卸売やセキュリティー事業を展開する株式会社ロック(下関市豊前田町、梶山博司社長)は、1月21日付で「ディフェンスバード株式会社」に社名変更した。
 同社は2年ほど前から本格的に開始した入退室管理システムや監視カメラなどの各種防犯機器を提案・販売・施工するセキュリティー事業が伸張しており、今後、電気錠などをオリジナルブランドで販売していくことから、ブランド名と同一の社名に改称したもの。同事業では企業の情報漏洩問題や児童、高齢者などを狙う事件などが多発する中、確実にニーズが増え、すでに幼稚園や郵便局、企業など200カ所近くに電気錠などの納入実績があるという。06年8月には同事業の営業拠点として大野城市に福岡営業所も開設。特に企画提案から電気工事、機器取付まで1社でできる点を強みとしており、携帯電話や各種ICカードにまで「鍵」機能が付くようになる中、梶山社長は「鍵・錠とセキュリティー機器の両方を施工まで一貫してできるのは全国でも少ない。内部統制強化などで中堅・中小企業にも需要が高まりつつあり、福岡を中心に販路を拡大していきたい」と話している。
 同社は1980年5月設立。資本金1000万円。関西以西に鍵専門店やホームセンターなど500店の卸売先を有し、そのうち5割が福岡、7割が九州という。梶山社長は下関市出身。1963年4月22日生まれの44歳。九州産業大学経済学部卒。89年に同社に入社し、03年に3代目社長に就任。趣味は読書、酒、ウェイトトレーニングなど運動全般。