FEATURE

FUKUSHO


㈱FUKUSHO

(写真左から)関翔太取締役部長、福岡竜太代表取締役社長、福岡洋子取締役専務、福岡太一取締役常務

「日本のインフラ技術を世界で生かす」

1996年に電気工事業として創業し、2012年から太陽光発電事業に参入。太陽光発電事業の計画から土地の開発・造成、太陽光発電設備の設置工事や発電所の運営、メンテナンスまでをワンストップで対応している。現在は国内200MW超を施工しており、今年グループ25周年の節目を迎えた。
SDGs実現にも大きく貢献できる太陽光発電だが、一方で「環境を破壊する」という誤った先入観を持たれることも多いという。「固定買取制度(FIT)開始当初は多くの事業者が太陽光発電に参入し、不適切な工事で問題となる事案もあった。しかし、そうした事業者は淘汰され、逆に太陽光発電の設置に伴う造成が土砂崩れなどの自然災害予防につながるという認識が広まりつつある」と説明する。
また、「日本のインフラ技術を世界で生かす」という信念のもと、JICAやJETROの支援を受けながら海外進出に着手。セネガルとベトナムでの太陽光発電展開で、開発途上国の成長への貢献を目指す。「インフラとして継続するためには技術者が不可欠。だからこそ両国の出身者を社員雇用しており、将来的には母国で技術指導できる体制を整備する」と構想。「持続可能な社会の実現」に向け、クリーンエネルギーのさらなる可能性を追求していく。

DATA
所在地/〒807-0071 北九州市八幡西区上の原3-5-10
TEL/093-981-0153
創業/1996年8月
設立/2013年8月
資本金/6,600万円(グループ合計)
事業内容/太陽光発電の設置・運営、電気・空調工事など
従業員/22人
売上高/68億4,400万円(2021年7月期)
拠点/東京支店
関連会社/福岡電技㈱

https://fukusho.group/

 

(ふくおか経済2021年11月号FACE)