（株）ＮＴＴデータ九州

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DXのけん引役として九州・沖縄になくてはならない企業へ

情報サービス業国内最大手、㈱NTTデータの地域会社、㈱NTTデータ九州は公共、金融、法人の3分野を柱に成長してきた。近年は分野を越えてデジタルビジネスを強化し、企業に持続的な成長・発展をもたらすとされるDX（デジタル変革）のけん引役として「九州・沖縄になくてはならない」企業を目指している。

公共、金融、法人分野を柱に成長

同社は2003年7月に前身のNTTデータ九州テクシス㈱と親会社㈱NTTデータの九州支社との統合・再編で誕生。以来、NTTデータグループにおいて九州・沖縄地区を代表する企業としてITで変革を支えるパートナーを目指し、公共、金融、法人分野を柱に業容を拡大してきた。15年4月に福岡のグループ会社から法人部門を承継し、社員400人超の体制となると、売上高はその15年度に100億円を突破し、21年度は過去最高となる150億円を見込んでいる。
そのフィールドは、情報システム構築などにおけるNTTデータグループとの協業をはじめ、独自開発した図書館・大学関連、中小企業向けERP（基幹系情報システム）、公営企業財務などの業務パッケージソフト提供を通じて全国に広がっている。

データ活用を共創型サービスで支援

近年、デジタルビジネスを強化してきた同社。新型コロナの感染拡大で企業にデジタルツールの導入が進むなど環境が一変する中、最近では企業ニーズも単純な業務効率化から、攻めの業務改革に変わってきているという。例えば、事業ごとに保有するシステム内のデータを横串で収集・分析し、確度の高い戦略を迅速に判断する「データドリブン経営」を実現したいといったニーズだ。
同社では、こうしたデータ活用のニーズを受け、その「アイデア」から、最大限活用していくための社内の「文化醸成」や「人財、組織作り」、「データ活用の仕組みの整備」まで、課題を共に解決していく共創型サービスの展開を開始。今後は、親会社・NTTデータのC&S事業本部と連携し、さらに高度なデータ活用のコンサルティングや人財育成ノウハウの提供に取り組み、九州圏におけるDXのけん引役を目指している。

（左）クラウドサービスの推進を担うマスコット　“くらうどまる” （右）salesforce × NTTデータグループが導く営業のデジタル改革　Webinarの模様

IT資産のクラウド移行を最適提案

企業がDX推進に向け、既存のIT資産をクラウドへ移行する動きが加速する中、クラウド事業も好調だ。既存システムをそのままクラウドに乗せ換える「クラウドリフト」では、顧客にコスト効率化や運用負荷低減といった効果をもたらしている。また、クラウド環境でしか実現できない機能やサービスを活用し、モダンシステムとして最構築する「クラウドシフト」においても実績を積む。
同社ではデジタルビジネス推進部が主導し、社内でデジタル技術のセミナーや勉強会を開催。すでに全社員の1/3がTableauやawsなどDX関連の資格を取得しており、今後も資格取得者を増やし、デジタルビジネスをさらに強化する方針だ。

厚労省「子育てサポート企業」に認定

一方、働き方改革に積極的な同社では新型コロナが発生した20年、テレワーク環境のシンクライアントを導入して在宅勤務をより推奨するとともに、フレックスタイム制度も導入し、さらに柔軟な働き方を推進。また、経済産業省の「健康経営優良法人」に3年連続で認定されたほか、今年2月には厚生労働省の「子育てサポート企業」に認定された。こうした働きやすさの追求で多様な人材を確保し、「九州・沖縄になくてはならない」IT企業を目指す。

佐藤 歩 社長 さとう・あゆむ／大分県出身。1972年9月30日生まれの49歳。早稲田大学理工学部卒。97年4月現㈱NTTデータ入社。一貫して公共システム部門を歩み、19年6月㈱NTTデータ九州の取締役経営企画部長に就任。昨年6月社長に昇格。趣味はゴルフ、ジョギング

【ＤＡＴＡ】
所在地／〒812-0011 福岡市博多区博多駅前1-17-21 NTTDATA博多駅前ビル
ＴＥＬ／092-475-5123
ＦＡＸ／092-475-5185
設　　立／1990年3月
資本金／1億円
事業内容／コンピュータシステムの企画・設計・開発･販売･保守
年　　商／130億円（21年3月期）
従業員／473人（21年4月）
関連会社／（親会社）㈱ＮＴＴデータ
ＵＲＬ／https://www.nttdata-kyushu.co.jp

採用情報
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採用予定／20人
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年間休日／131日
問合せ先／TEL.092-475-5157
担　　当／経営企画部　採用担当　桐原

（ふくおか経済EX2022年）