FEATURE

ふくおか経済EX 2018

(株)新生堂薬局


テクノロジーと人の温もりを融合新しいヘルスケア企業へ

「健康なくらしのお手伝い」を理念に店舗展開する㈱新生堂薬局は、2025年に向けて掲げているビジョン「地域一番のヘルスケアステーション」実現に向け薬局の枠を超えて進む。テクノロジー活用で人と人が関わる時間を大切にし、地域の方々の健康に関する全てに役割を担える多角的な事業展開を進める。

「健康にくらせる街づくりを!」

「当社が目指す店づくりは、それぞれの店のネットワークによる『街づくり』。病気を治すだけが役割ではなく、病気にならないための予防や生活習慣の改善などマイナスをゼロにするだけでなく、ゼロをプラスにする健康のお手伝いができるようにしていきたい」と説く水田怜副社長。実際に街づくりを彷彿させる店舗として「くりえいと宗像店」と「柳川駅前店」を現在出店している。これは、ドラッグストアと調剤薬局、そして、グループ会社・㈱ライフネスが展開する健康体操教室の「カーブス」が合体した複合型店舗だ。病気を“治療”するだけでなく“予防”と“改善”に力を入れ「新生堂薬局さんがある所なら安心して住める。健康といえば、新生堂薬局」そんな街づくりを目指している。

「チャレンジ精神を大切に」

昨年は、ポイントカードアプリやdポイントカードの導入のほか、電子マネーのnanacoやWAONも導入。また、新事業としてドラッグストアのアウトレット店「エコレットプラス忠隈店」、訪問看護ステーション「ビュートゾルフ福岡」の出店など様々な新しいチャレンジをしてきた。なぜチャレンジをするのか?水田副社長は「目まぐるしく変化していく社会の中で勝ち残っていくためには新しいチャレンジが必要になる。お客様の健康ニーズに応えるにはどうしたらいいか?これを実現するために全従業員があらゆることを考え、形にしている」と話す。また、これから入社する人について「ビジョンや考え方に共感し『こうしたい!』『こうします!』と能動的に考え動く人を期待している。薬局の分野は、世の中のテクノロジーの変化に後れをとっていると感じているので、街づくりのために新しいアイディアを提供してもらいたい。やりたいことや意見をどんどん発信し実現していくと、もしかしたら社内から起業する人も出てくるかもしれない」と期待を口にする。

「豊富なイベント開催で地域と従業員を活性化!」

新生堂薬局では、地域の「健康なくらしのお手伝い」を実践する試みとして、様々なイベントを開催している。西日本最大のウォーキングイベント「健康すこやかウォーク」を実施しているほか、育児中のママを対象にした「赤ちゃんフェスタ」など地域活性化につながるイベントと好評だ。昨年にはソフトバンクホークスの公式スポンサーとして、応援イベントを実施、新入社員とその家族を招待して試合観戦をするなど社内での交流イベントも多く催している。また、キャリアアップの為の「やりたい仕事調査制度」や「ジャンプアップ制度」、女性の活躍推進の為の「ウーマンカレッジ」の開講など、従業員の働き方改革も積極的に推進している。

水田 怜 代表取締役副社長
みずた・さとし/福岡県出身。1978年生まれ。福岡大学薬学部卒

 

【DATA】
所在地/〒811-1364 福岡市南区中尾3-12-17
TEL/092-541-0088
FAX/092-541-0100
創業/1984年3月
資本金/8,000万円
事業内容/ドラッグストア、調剤薬局
年商/192億円(17年9月期)
従業員/1,030人
関連会社/㈱ライフネス、㈲新生堂薬品、㈱ヘルスサポート
URL/http://web.sinseido.co.jp/user_data/

【採用情報】
募集職種/薬剤師、総合職、管理栄養士、化粧品販売職
応募資格/大学・短大・専門学校卒
採用実績/2017年度16人、2018年度12人
採用予定/26〜30人
問合せ先/TEL.092-541-0288
担  当/後藤田、水上

(ふくおか経済EX2018)