FEATURE

TheFace2022

玉屋


山喜多 映一

㈱玉屋 社長

山口 智也

㈱玉屋 専務

山喜多 映一 社長(左)やまきた・えいいち/熊本県出身。1954年4月3日生まれの68歳。慶應義塾大学経済学部卒。1978年4月福岡銀行入行、小倉、箱崎支店長などを歴任後、執行役員久留米営業部長を経て2007年3月に玉屋入社。08年3月執行役員経営企画本部長、09年3月常務、11年4月専務、16年1月から社長。趣味はゴルフ、ベーカリー巡り
山口 智也 専務(右)やまぐち・ともや/鹿児島県枕崎市出身。1974年7月17日生まれの48歳。九州大学工学部中退後、2000年12月に入社。室見店店長、本部営業部長兼本店店長などを経て、14年4月執行役員営業部長、17年1月同経営戦略室長、18年1月常務執行役員経営戦略部長、19年3月同経営企画本部長、20年1月常務、22年1月から専務。趣味は釣り、ランニング

業界に明るい兆し、創業70周年も飛躍の弾みに

6月に約30億円を投じ再開発した複合商業施設「トリアーダ宗像」がグランドオープンした。玉屋宗像店を核に、娯楽・物販・飲食の3つの価値がそろった地域の賑わい、そして防災拠点という2つの機能から宗像市の新たな街づくりに貢献。地域の明るい話題とともに、玉屋の元気でポジティブな姿勢を発信する契機となった。
長期化するコロナ禍の影響で低調な稼働状況が続いてきたパチンコ業界だが、6月から遊技機の規制緩和策として導入されたパチスロ(6・5号機)はユーザーの支持が高く稼働は好調。さらに年末から来春にかけ「スマートパチンコ」や「スマートスロット」と呼ばれる新機種も登場予定で、「休眠客や新規ユーザーの獲得の起爆剤になる」と山喜多社長も期待を寄せる。
来年は創業70周年。その目玉事業となるのが、本店ファサードのLED照明リプレイスだ。今春架け替えた春吉橋の迂回路橋を活用した賑わい空間の誕生に合わせ、屋外では国内最大級となる約600㎡の演出面積を駆使し地域・行政情報などを発信。またロゴマーク刷新や、社風改革をまとめたクレドの発行で風通しの良い職場環境と社員の一体感の醸成に取り組むなど、一層の飛躍に向けた基盤づくりも着々と進めている。

DATA
所在地/〒810-0003 福岡市中央区春吉3-12-1
TEL/092-718-3330
創業/1953年8月
設立/1991年2月
資本金/3,000万円
事業内容/パチンコ店の経営
従業員/約500人
売上高/300億円(2021年12月期)
店舗/14店舗(福岡地区)本店、トリアーダ宗像店、室見店、新宮店、空港店、太宰府店、屋形原店、中尾店、大橋店、筑前店(飯塚地区)本町店、嘉麻店(佐賀地区)唐津店、伊万里店

https://www.tamaya.gr.jp

(ふくおか経済2022年11月号FACE)