FEATURE

ふくおか経済EX 2020

(株)宮﨑電気商会


積水ハウスの認定工事店、創業60周年迎え決意新たに

(写真右上)昨年8月に開園した企業主導型保育施設(福岡市城南区)
(右下)保育施設の2階ホールに集まる社員

先代が積水ハウス㈱の創業者、田鍋健氏に心酔した影響もあり、1970年から積水ハウスの新築戸建ての電気工事業を展開する㈱宮﨑電気商会。現在では年間約400棟を手掛けており、延べ2・5万棟超の実績を誇る。北九州地域を除き県下唯一の認定工事店だ。今年4月には創業60周年を迎えた同社。2代目の宮﨑勝徳社長は「創業以来、あらゆる事業展開には企業責任と社会責任を果たす思いを持つとの信条がある。今後も顧客目線の仕事を通して、そこに住まわれる人々の満足に応える中、100年企業を目指したい」と決意を新たにする。
一方で近年、宮㟢社長は自らの経験と米国発の選択理論心理学をもとに、社会貢献を目的とした講演活動を行う(一財)日本プロスピーカー協会の認定プロスピーカーとして活動。その活動内で学んだ同心理学を基盤としたトレーニングを業務スケジュール内に導入するなど、職人を中心に従業員教育も盤石だ。「傾聴力や質問力、想像力の向上に重きを置いている。従来顧客とのコミュニケーションに不安を持つ職人が多く、それらの能力向上に努めてきた。顧客の要望や思いをくみ取ることや手掛ける業務が顧客にいかなる付加価値を生み出すのかなど、他者目線を忘れない思考法が習得できる」と自信を見せる宮﨑社長。2017年から受け入れているベトナム人技能実習生の育成においても、トレーニングを積んだ職人がコミュニケーションなどの壁を乗り越える中、社内の育成能力の向上にもつながったという。また、そうした能力の習得を通して従業員のモチベーション向上につながり、より豊かな人生を歩む契機になってほしいと願うのが、宮㟢社長だ。これからも成長意欲が高い社員が、“日本一、人間愛あふれる電気工事店”を目指し、宮﨑電気商会の未来を築いていく。

宮﨑 勝徳 社長
みやざき・かつのり/福岡市城南区出身。1963年3月3日生まれの57歳。福岡工業大学工学部電気工学科卒業後、8年間東京の電気工事会社で職人として修業。93年に宮﨑電気商会入社。2001年から現職。趣味は山笠、ゴルフ

 

採用情報
募集職種/①施工管理者、②電気工事士、③事務職
応募資格/高卒以上
採用実績/2020年度1人
採用予定/3人
インターンシップ/夏・冬
問合せ先/TEL.092-851-5617
担  当/塩出

(ふくおか経済EX2020年)