FEATURE

TheFace 2017

東武住販


荻野 利浩

㈱東武住販 社長

荻野社長とマスコットキャラクター「ホービス」。首が360度回るフクロウをモチーフに荻野社長もイメージしており、四方八方への目配り・気配りができるという思いが込められている。名前はフクロウの「ほー」という鳴き声とサービスを組み合わせた
おぎの・としひろ/下関市出身。1953年8月3日生まれの64歳。県立福岡工業高校卒。神奈川県の不動産会社に勤務後、31歳で下関に帰郷。84年9月㈱東武住販を設立し社長に就任。2009年に福岡証券取引所の九州IPO挑戦隊に第一期生として入会し、2014年5月22日、ジャスダックと福岡証券取引所Q-Boardに重複上場を果たした。著書に自叙伝「積小為大〜我が人生の回想〜」

さらなる飛躍に向けた第1次中期経営計画スタート

「エコモデル創造企業」として中古住宅再販事業を核に、着実な成長を続ける㈱東武住販。2017年5月期決算では当初計画より前倒しで売上高60億円を突破する好成績を残し、2020年5月期決算に向けた3カ年の第1次中期経営計画をスタートした。

計画の中心として、主力事業である中古住宅再販のさらなる拡大と経営基盤強化の両輪を並行推進していく。そのうえで、営業人員100人体制を目標とした営業体制強化、毎期2店以上を出店する店舗ネットワーク拡大、社内外の研修充実による人材育成、東証2部以上及び福岡証券取引所の本則市場への変更を視野に入れたコーポレートガバナンス体制の整備を4つの重点成長基盤として制定した。中古住宅の買取再販件数については、369件の前期実績から20年には500件まで伸長させ、売上高78億円、経常利益7憶4000万円を目指していく方針だ。

少子高齢化によって空き家問題がますます深刻化し、早急な対応策が求められる中、中古住宅の再生と流通促進という同社のジネスモデルが持つ役割はさらに大きくなる。今後は社会問題を解決するソーシャルビジネスとしても一層の期待が寄せられており、新マスコットの「ホービス」とともに、次の大きなステージに羽ばたいていく。

DATA
〒750-0014 下関市岬之町11-46 TEL 083-222-1111 創業/1984年9月 設立/1989年8月 資本金/3億288万円 事業内容/不動産売買・賃貸事業、不動産関連事業、介護福祉事業など 従業員数/122人 売上高/61億800万円(2017年5月期)

http://www.toubu.co.jp/