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TheFace 2018

東武住販


荻野 利浩

㈱東武住販 社長

おぎの・としひろ/下関市出身。1953年8月3日生まれの65歳。県立福岡工業高校卒。神奈川県の不動産会社に勤務後、31歳で下関に帰郷。84年9月㈱東武住販を設立し社長に就任。2009年に福岡証券取引所の九州IPO挑戦隊に第一期生として入会し、2014年5月22日、ジャスダックと福岡証券取引所に重複上場を果たした。著書に自叙伝「積小為大〜我が人生の回想〜」
(写真)JR久留米駅前店のスタッフと荻野社長(中央)。JR久留米駅前店ではVRを使用した内見など、新たな営業ツールを積極的に活用している

中古住宅再販好調で売上高70億円突破へ

2020年5月期までの中期経営計画1期目は、売上高66億4018万円、経常利益は5億8153万円の過去最高値を記録。8期連続で増収増益を続けているが「さらなる飛躍に向けて足場を固めることも必要」と、組織基盤の再整備に着手する方針を示す。
主力の中古住宅再販事業は着実に伸長しており、前期は389件を販売。中でも戸建て比率は94%と高く、住宅系新聞社調査の全国戸建て再販戸数ランキングにおいて第4位にランクインした。全国的に空き家問題が深刻化する中、「エコモデル創造」による住宅再生ビジネスで地域の活性化に大きく貢献している。一方、これまで課題としてきた中古住宅の仕入れに関しては、テレビCMを一新して営業エリアで積極放映することで、認知度向上とともに買い取りを強化。自己資本比率61%という安定性も生かし、さらなる事業拡大を進めていく。
今期は保有する中古住宅の商品力と品ぞろえの強化とともに、在庫確保に取り組むことで販売件数432件を見込み、売上高は70億円突破を見据える。中国・九州エリアに19拠点のネットワークを構築する戸建て再販のリーディングカンパニーとして、20年の中期経営計画目標達成を目指す。

DATA
所在地/〒750-0014 下関市岬之町11-46
TEL/083-222-1111
創業/1984年9月
設立/1989年8月
資本金/3億288万円
事業内容/不動産売買・賃貸事業、不動産関連事業、介護福祉事業など
従業員/133人
売上高/66億4,018万円(2018年5月期)

https://www.toubu.co.jp/

(ふくおか経済2018年11月号FACE)