FEATURE

ふくおか経済EX 2011

日本政策金融公庫 こくきん創業支援センター福岡


夢の実現へ、企業のスタートアップを総合的に支援

創業支援のキーステーション

08年10月、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫、国際協力銀行の政府系4機関が統合し、日本政策金融公庫(以下「日本公庫」)が誕生した。「こくきん」の通称で親しまれた国民生活金融公庫は、現在、日本公庫の国民生活事業として、小企業金融だけでなく、創業支援においてもその力を発揮している。創業企業への融資は全国で年間約1万8千企業にのぼり、ソニーや京セラなどの名立たる企業も設立当初は公庫からの融資を受け、東証1部上場企業へと育っていった「卒業生」だ。
日本公庫が05年に設置した「こくきん創業支援センター福岡(以下「センター福岡」)では、創業支援のキーステーションとして、各種融資制度の案内やセミナーの開催、経営相談の対応、他の創業支援機関との連携体制の構築、地元マスコミを通じた広報活動などに取り組んでいる。

地域密着型の情報により創業を後押し

センター福岡では、創業者への支援を一層強化するため、九州各県の創業支援機関や官公庁等の協力のもと、各地の創業支援機関や創業にかかる手続と届出場所等をまとめた九州各県ごとの「創業応援ガイドブック」を制作したほか、先輩経営者が語る創業の経緯や課題克服方法、これから創業する人へのメッセージをつづった「創業事例集九州17選」も制作し無料で配布している。こういった情報提供を通して、九州の創業をバックアップしている。

女性起業家支援セミナーを福岡市や福岡県等と共催

地域経済を活性化させるためには、女性の積極的な社会参加が不可欠であり、センター福岡では、女性起業家支援に取り組んでいる。10年4月、福岡市と共催で女性の創業予定者、創業後間もない女性経営者を対象に女性起業家支援セミナーおよび無料個別相談会を開催し、約100名の参加者があった。
同様のセミナーは、10年9月にも開催(㈶福岡県女性財団、福岡県中小企業家同友会共催)しており、女性が経営者として夢を実現する手助けを行っている。

地域のソーシャルビジネスを支援

センター福岡では、ソーシャルビジネス(以下「SB」)を支援する団体らとも連携を深め、SBの支援に取り組んでいる。例えば、福岡市が主催するコミュニティビジネス販路拡大支援センター、通称「コミット」の会合に毎月出席し、SB事業者との意見交換や各種融資制度の案内などを行っている。環境問題をはじめ、子育て支援、医療、福祉の問題など多種多様な社会的課題を解決し、安定的・継続的な雇用の創出を目指すSBを資金面で支援するために、様々な機関・団体と連携を拡げ、地域全体でSBの後押しを目指している。

 

企業DATA
所在地 〒812-0011 福岡市博多区博多駅前3-21-12 日本政策金融公庫 福岡支店国民生活事業内
TEL 092-411-9111
FAX 092-474-0248
事業内容 創業支援、地域活性化支援、情報提供など各種創業支援サービス
URL http://www.jfc.go.jp/k/

(ふくおか経済EX2011年)