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日本乾溜工業


兼田 智仁
日本乾溜工業㈱ 社長

かねだ・ともひと/山口県出身。1955年4月18日生まれの70歳。79年4月丸紅㈱入社。2001年伊藤忠丸紅鉄鋼㈱入社。10年執行役員、13年取締役兼常務、15年CSO(経営企画・人事総務本部長)兼常務、16年代表取締役副社長、17年社長、20年会長。21年相談役。22年1月日本乾溜工業㈱入社、顧問、4月から現職。趣味は映画鑑賞

「進化」を止めず成長ステージへ

就任以来、職場環境改善や組織再編など矢継ぎ早に改革を実行に移してきた。売上高200億円を目指す今期最終年とする中期経営計画の達成に向け、兼田社長は「これまで揃えてきたものを進化させていく」と力強く語る。
改革の象徴となる職場環境整備では老朽化した長崎支店の建て替えに続き、今年6月に本社隣のビルを取得し研修室を開設。また、本社2階には執務室とシームレスにつながるカフェテリアを新設し、部署の垣根を越えてコミュニケーションが図れる場を創出し、組織全体の活性化を促している。
成長基盤に建設事業の「現場DX」を推し進め、IT改革による生産性向上を探求。このほど専任部署を経営企画部直轄に置いた。さらに、9月には5社のM&Aを実施し、施工体制の強化とともに関西拠点開設を実現させ、次の柱と位置づける防災安全事業の販路開拓への足掛かりを築いている。
兼田社長が語る「進化」は、技術革新にも明確に表れ、自社開発の竹舗装材「かぐやロード」は、グッドデザイン賞受賞やJICAの事業採択で注目を集め、東南アジアへの展開も視野に入れる。「あらゆる分野で可能性を追求し、進化の種を見つける」。こうした弛まぬ改革への姿勢とそれを具現化する技術力が同社の次なる成長へと導く。

 

DATA
所在地/〒812-0054 福岡市東区馬出1-11-11
TEL/092-632-1050
創業/1939年7月
設立/1939年7月
資本金/4億1,367万円
事業内容/交通安全施設・法面・景観工事などの施工 各種工事に関する資材の販売 防災用品・産業安全衛生用品の販売 環境型自然土防草材の製造販売
従業員/292人(2024年9月期)
売上高/175億4,500万円
関連会社/佐賀安全産業㈱ ㈱旭友 ㈱大邦興産 ㈱ニチボー、西部保安ホールディングス㈱、㈱西部保安、㈱開発工業、光栄産業㈱、 ㈱大正工業

https://www.kanryu.co.jp/

(ふくおか経済2025年11月号FACE)