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ふくおか経済EX 2020

日商保険コンサルティング(株)


創業100年、進化続ける中堅中小企業のリスク管理専門会社

「御社のリスク管理部でありたい」を信条に掲げる日商保険コンサルティング㈱。大企業が保険会社から手厚く受けている保険サービスを少しでもわかり易く、中堅・中小企業へお届けしたいという同社の想いが長年の歴史と伝統とともに浸透。強固な信頼関係を築き上げている。

高い信用力と独自の経営ノウハウで差別化

1920(大正9)年、九州では最初となる独立系保険代理店を久留米市で創業して以来、長い歴史とともに九州トップクラスの実績を築き上げ、業界で草分け的な存在として全国に知られている日商保険コンサルティング㈱。
同社は拠点久留米市、福岡市近郊を中心に、東京・大阪エリアで安定した経営基盤を確立。中堅中小企業に特化したノウハウを持つ専業保険代理店として約1,500社の法人顧客を有し、その高い信用力と豊富な人脈、独特なリスク管理手法や高品質で真心を込めたサービスを駆使することで、多くの経営者の良きパートナーとして課題解決に努めてきた。
今年2月には「創業100周年(設立70周年)」を迎えた同社。「改めて、保険に代理店が存在する意義は何なのか。顧客から求められる本質的なサービスをどれだけ提供できるかという原点に立ち返り、これまで培ってきた顧客への想いや保険の知識・技術を持って、法人個人を問わず多くの皆さま、地域に恩返しをしていかなければならない」と橋本社長は一層気を引き締める。

今年2月に5階建て新本社ビルが完成

また、100周年を迎えると同時に老朽化した本社ビルの建て替えを実施。今年2月に行われた新本社ビル内覧会では取引先関係者ら約350人が来場し、オフィスフロアを中心にモダンで機能的、最新設備を備えたフロアを披露した。
新本社ビルは鉄筋コンクリート造5階建て。1階にはラウンジやセミナールーム、屋内駐車場を配置し、2階がオフィス、3〜5階を会議室や応接室、ホワイエ、ガーデンテラスなどで構成。「ラウンジには皆さまに気兼ねなく足を運んでいただき、多目的な情報発信拠点として活用していただきたい。また、高性能のAV機器を備えた貸会議室も用意している」とさまざまな用途に応じた業務施策も打ち出している。

新分野の情報提供で保険の本質的役割果たす

現在、同社が取り扱っている保険会社は24社(損害保険12社、生命保険12社)。取扱保険会社の中にはロイズ・ジャパン㈱が含まれるほか、世界最大の保険流通会社マーシュジャパン㈱との提携もあって、高い商品提供力が大きな強みとなっている。
さらに、同社では独自の法人向け保険管理サービス「トータル・リスク・マネジメント(TRM:同社商標登録)」を確立。同社は「営業ノルマ」や「売り上げによる評価制度」がない社風であることから、「中堅中小企業向けの管理手法を徹底して提供できるスタッフが着実に成長し、当社の大きな原動力になっている。高い商品提供力が強みでもあり、最も顧客に求められている事故発生時の保険会社への交渉力も欠かせない。そうした一連の過程がすべて信頼を高める重要な要素となっている」と橋本社長は説明する。
特に同社が注力するのは、社員の業務災害や労務問題が発生した際の保険や会社法に伴う役員賠償保険(D&O)、企業過失による経済的損失を賠償する保険(E&O)、サイバーリスク保険といった新分野の情報提供の推進だ。また、「人財不足」を背景とした従業員重視の「戦略的福利厚生制度」の周知・推進も積極的に展開している。「CS(顧客満足)は当然ながら、ES(従業員満足)を追求し、今後さらに保険の本質的役割を果たしていく」。橋本社長の2020年から始まる新たなステージの幕が開ける。

橋本 安太郎 社長
はしもと・やすたろう/久留米市出身、1981年9月9日生まれの38歳。橋本安彦相談役の長男。明善高校−関西大学商学部を卒業後、㈱損害保険ジャパンに入社。2009年、日商保険コンサルティング㈱に入社後、営業部長、社長室長、常務を経て、17年6月から社長

 

採用情報
募集職種/営業職・業務職
応募資格/大学・大学院卒
採用予定/若干名
問合せ先/TEL.0942-34-3311
担  当/田中かおり

(ふくおか経済EX2020年)