FEATURE

TheFace2006

新日本製薬


後藤 孝洋

新日本製薬㈱ 社長

ごとう・たかひろ/福岡県遠賀郡出身、1971年生まれの35歳、福岡県立八幡工業高校卒。趣味はグルメ

“ワン・トゥ・ワンヘルスケア”で、顧客各人の健康をサポート

今年10月4日に、山口県岩国市本江町の「中山工業団地」と「神田工業団地」に約1万6000の岩国本郷研究所と生薬栽培試験場を開設した新日本製薬㈱。同社の健康食品や一般用医薬品の原料となる国産生薬をはじめとした、薬用植物の栽培及び一般用医薬品の製品化におけるシンクタンク的な位置付けで、同社の生薬研究の加速化への期待度が高まっている。
もともと同社は1992年の設立で、若い企業ではあるが、すでに福岡市博多区に健康食品製造工場、佐賀県鳥栖市に医薬品製造工場を有し、“顧客満足度の向上”と“製品の品質”に対して、独自で対応できる体制を整えてきた。その結果、健康食品の通信販売を柱に、美容、医薬品、コスメなどで着実に顧客を獲得。今期は売上高約85億円を見込み、グループ全体では110億円を射程距離に入れているという。
後藤社長は「長期的な信頼を構築するためには、“顧客目線で役に立つ”ものを提供することこそが必要」と成長の基本理念を語る。その理念で同社が新たに稼働させている計画が“かかりつけ通信販売業”だ。これは、各顧客に対して、通信販売オペレーターが、体質に合った自社商品の案内、運動状態や健康状態、食生活などに専門知識を用いてアドバイスをするもので、130人のオペレーター人員への教育を急ぐ。創業15周年を迎えた同社は、顧客各人への徹底した健康サポートを意味する、“ワン・トゥ・ワンヘルスケア”を合言葉に、顧客の健康維持を守る、オンリーワン企業として成長を続ける。

DATA
所在地/福岡市中央区赤坂1-14-22センチュリー赤坂門ビル8F
TEL/092-720-5800
設立/1966年10月
資本金/1,000万円
事業内容/健康食品、サプリメント、化粧品の通信販売業。医薬品製造・販売業
従業員数/164人
年商/46億5,531万(06年11月期)
関連会社/㈱メディカルグリーンファーマシューティカル、㈱新日本ビューティー、㈱新日本製薬(佐賀工場)、 ㈱新日本リビング

http://www.shinnihonseiyaku.co.jp/corporate/

(ふくおか経済2006年11月号FACE)