FEATURE

ふくおか経済EX 2016

新日本製薬㈱


スキンケアの「パーフェクトワン」オールインワンジェル売上No.1に

オールインワンジェルシリーズはモイスチャージェル、スーパーモイスチャージェル、薬用ホワイトニングジェル、リフティングジェルの全4種

「One to One health & beauty-care.」を掲げ化粧品、医薬品、健康食品通販を手掛ける新日本製薬㈱。主力のスキンケアブランド「パーフェクトワン」のオールインワンジェルシリーズでは、保湿、高保湿、美白、エイジングケアと機能の異なる全4種を展開、利用者一人ひとりの肌の悩みにあった提案をしている。
2014年にはオールインワンジェル市場で年間の国内売上第1位を獲得(富士経済調べ)。
90%を超えるリピート率を背景に、昨年10月には、シリーズ発売から約9年半で累計販売個数3000万個を突破した。

国内外で薬用植物栽培事業も加速

同時に、生涯にわたって顧客の“かかりつけ”でありつづけることを目指す同社は、薬用植物栽培事業も加速させている。利用者の安心・安全を追求するために、10年前から自社の薬用植物研究所で製品原料となる生薬研究に着手。国内自給率が皆無に等しい甘草(カンゾウ)やムラサキといった希少薬用植物の栽培方法の確立に成功し、14年10月には線維芽細胞増殖効果とコラゲナーゼ活性阻害作用を持つ、紫根エキス(ムラサキの根から抽出)を前述の「パーフェクトワン」ブランドへ配合開始した。さらに、15年3月には国内初の自社栽培(国産)甘草を配合した漢方薬「芍薬甘草湯エキス」(第2類医薬品)を発売した。
同社の薬用植物栽培事業は海外にも拡大中で、JICAと現地政府の協力のもとミャンマーでハトムギや甘草の栽培を開始。自社製品原料としての利用も視野に入れると同時に、現地の顧客拡大や麻薬撲滅に貢献していきたい考え。また、薬用植物研究所に同国カイン州の保健省伝統医療局所長やOISCA(主にアジア・太平洋地域で農村開発や環境保全活動を展開し、現在34の国で活動する国際NGO/本部:日本)西日本研修センターの農業指導者を目指す海外研修生等が視察・研修に訪れるなど、薬用植物栽培のリーディングカンパニーとして国内外から注目が集まっている。

薬用植物研究所で甘草の説明を受けるOISCA西日本研修センターの研修生

 

企業DATA
所在地 〒810-0074 福岡市中央区大手門1-4-7
TEL 092-720-5800
FAX 092-720-5808
設立 1992年3月
資本金 2億円
事業内容 化粧品・医薬品・健康食品の製造販売業及び通信販売事業、店舗販売事業、薬用植物の栽培事業
代表者 後藤 孝洋
従業員 481人(派遣社員含む)
関連会社 ㈱新日本医薬、㈱メルシス
URL http://corporate.shinnihonseiyaku.co.jp/

採用情報
募集職種 総合職、専門職
採用実績 2015年15人、2016年17人
採用予定 35人
詳しい採用情報はHPをご覧ください

(ふくおか経済EX2016年)